見積もりテンプレートの変数
カスタムの見積もりテンプレートから直接、見積もりデータと一部の関連オブジェクトにアクセスできます。利用可能なデータは、CRM内にあるデータと、見積もり自体に追加されたデータによって異なります。
見積もりテンプレートを開発する際には、HubSpotが提供しているモックデータを使用してテンプレートに値を取り込むことができます。テンプレートをプレビューする際は、モックデータを取り込むと役立ちます。@hubspot
フォルダー内にあるcms-quotes-theme
フォルダーに移動します。templates
フォルダー内にあるbasic.html
、modern.html
、またはoriginal.html
テンプレートを表示します。これらのテンプレートの先頭には、以下のコードブロックが含まれています。
モックデータはmock_data.html
ファイルからインポートされた後、template_data
内のデータ(存在する場合)を使用するためにQUOTE
変数に設定されます。QUOTE
変数は、上記にリストされている他の変数(ASSOCIATED_OBJECTS
など)に値を取り込むためにも使用されます。これにより、簡単なコードで該当のデータににアクセスできます。ただし、好みに応じて別の方法でデータを構造化することもできます。
上記のコードでは、メインのQUOTE
変数を設定するためにtemplate_data
も使用されています。template_data
は、ページ内の見積もりと取引の実データの全てを格納するオブジェクトです。このオブジェクトがテンプレート内で見つからない場合、HubSpotは代わりにmock_data.html
からデータを読み込みます。
template_data
オブジェクトを介してほとんどのデータに、直接アクセスできます。提供されているオブジェクト全体を確認するには、テンプレート内で{{ template_data|pprint }}
を使用します。
変数 | Type | Description |
---|---|---|
template_data
| dict | quote、quote.associated_objects、および合計dict数を格納するdict |
この見積もりにおける固有の情報
変数 | Type | Description |
---|---|---|
template_data.quote
| dict | 見積もり自体の全てのデータを格納するdict |
template_data.quote.associated_objects.deal.hs_object_id
| Integer | 取引ID |
template_data.quote.hubspot_owner_id
| Integer | 取引担当者ID |
template_data.quote.hs_all_owner_ids
| integer or array of integers | 全ての取引担当者ID |
template_data.quote.hs_created_by_user_id
| Integer | 見積もりを作成したユーザー |
template_data.quote.hs_lastmodifieddate
| datetime | 見積もりが最後に更新された日付エポック形式 |
template_data.quote.hubspot_owner_assigneddate
| datetime | 見積もりに担当者が割り当てられた日付エポック形式 |
template_data.quote.hs_createdate
| datetime | 見積もりが作成された日時エポック形式 |
template_data.quote.hs_expiration_date
| datetime | 見積もりの有効期限が切れる日付エポック形式 |
template_data.quote.hs_title
| String | 見積もりのタイトル |
template_data.quote.hs_template_type
| String | "CUSTOMIZABLE_QUOTE_TEMPLATE" |
template_data.quote.hs_slug
| String | 見積もりウェブページのURLスラッグ |
template_data.quote.hs_proposal_template_path
| String | デベロッパー ファイル システムでのテンプレートのパス(ファイル拡張子を含む) |
template_data.quote.hs_quote_amount
| String | 金額 |
template_data.quote.hs_currency
| String | 見積もり金額の通貨(3文字のISO 4217通貨コード形式) |
template_data.quote.hs_language
| String | 言語コード |
template_data.quote.hs_locale
| String | ロケールコード |
template_data.quote.hs_terms
| String | 見積もり作成者が指定した条件テキスト |
template_data.quote.hs_sender_firstname
| String | 見積もりの送信者の名 |
template_data.quote.hs_sender_company_name
| String | 見積もりの送信者の会社名 |
template_data.quote.hs_sender_company_image_url
| String | 見積もりの送信者の会社ロゴ |
template_data.quote.hs_status
| String | 見積もりのステータス |
template_data.quote.hs_primary_color
| string/hex color code | "#425b76" |
template_data.quote.hs_quote_number
| String | 一意の見積もりID番号 |
template_data.quote.hs_payment_enabled
| boolean | 支払いフィールドを表示する必要があるかどうかをテストするために使用 |
template_data.quote.hs_esign_enabled
| boolean | 電子署名フィールドを表示する必要があるかどうかをテストするために使用 |
お探しの変数が見つかりませんか? template_data
内で他の変数にもアクセスできます。これらを表示するには、|pprint
をご利用ください。また、見積もりの関連付けに含まれる一部の変数は、見積もり/取引に基づいてのみ使用できます。
今後もこのドキュメントで、アクセスできる他のデータに関する情報をご紹介していきます。プリティープリントに加え、cms-quote-theme内にあるモック データ ファイルを表示して、利用可能なデータとその構造を確認することもできます。
見積もりテンプレート内ではassociated_objects
を使用して、見積もりに関連付けられているレコード内のデータ(取引、会社など)にアクセスできます。
例えば次のコードを使用すると、見積もりの受信者に関連付けられている会社レコード内の会社ロゴを見積もりに追加できます。
注:表示されるロゴは、手動で設定されたものに限られます。意図しないロゴが見積もりテンプレートに表示されるのを防ぐために、自動的に検出されたロゴは表示されません。
上記のコードでは、最初に設定している変数により、見積もりに関連付けられている会社のロゴを検索します。次に、if
ステートメントを使用して、検出されたロゴをテンプレートに表示します(利用可能な場合)。会社のロゴが手動で設定されていない場合、ロゴは表示されません。
カスタム オブジェクト データを見積もり内で表示または使用するには、いくつかの方法があります。カスタムオブジェクトの構造はそれぞれに異なる場合があるため、カスタムオブジェクトをどのように構造化したかに基づいて特定のプロパティーを取得する必要があります。
既定では、見積もりtemplate_data
内でカスタムオブジェクトが関連付けられます。例えば、取引に関連付けられたカスタムオブジェクトが含まれます。
これらのオブジェクトにアクセスするには、次のコードを使用します。
注:カスタムオブジェクトは各アカウントに固有であるため、モックデータにサンプル カスタム オブジェクトは含まれていません。つまり、デザインマネージャーでテンプレートをプレビューする際にエラーが表示される場合があります。あるいは、カスタム オブジェクト データが表示されません。代わりに、テンプレートから見積もりを作成して、実際のCRMデータを使用してテンプレートをプレビューする必要があります。
カスタムオブジェクトの末尾にアンダースコアを使用して書式設定したカスタム オブジェクト タイプIDを追加することにより、各カスタム オブジェクト タイプにアクセスできるようになります。以下に例を示します。template_data.quote.associated_objects.deal.associated_objects.custom_objects._2_2193031
crm_associations()
関数とcrm_objects()
関数を使用して、カスタムオブジェクトを検索することもできます。
例えば、取引に関連付けられているカスタムオブジェクトを検索する場合は、次のようにtemplate_data
からデータを渡します。
貴重なご意見をありがとうございました。